川の博物館
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どんなところ?
夏です! 暑いです。ということで、今回はちょっと水で遊べる場所へ行ってみました。ご紹介するのは、関越自動車道花園インターからクルマで10分ほどのところにある「埼玉県立 川の博物館」、通称“かわはく”です。近づいていくと、23メートルもある巨大水車が出迎えてくれる本施設ですが、埼玉県の奥秩父を源流とし県内を縦断して流れる「荒川」にスポットを当て、川や川に関わってきた人々の歴史など、楽しみながら学べる体験型の博物館として1997年にオープンしました。
本館内にはたくさんの大型模型を使った展示や、荒川をささ舟に乗って下っていくなどの体験ができるシアター設備もあり、さまざまな荒川の素顔を垣間見ることができます。そしてもうひとつ、ここには水について学びながら遊べるウォーターアスレチック施設「荒川わくわくランド」があります。取材の時、埼玉県内の小学生のみなさんが来館していましたが、本当に楽しそうに(引率の先生の目が回るくらいに(笑))たくさんの遊具を使ってはしゃいでいましたよ!
お子様連れのファミリーで楽しむのにピッタリの“かわはく”。ぜひ、水と戯れに訪れてみてくださいね!
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屋外には、荒川の源流から東京湾まで173kmの地形を1000分の1に縮尺した日本一の模型「荒川大模型173」があります。圧巻です! 「水車小屋広場」にはかつて荒川流域で実際に使われていた2つの水車小屋を復元展示してあります。のどかな感じがいいですね。 博物館の広い敷地内には緑がいっぱい! あまり暑くない日なら、お弁当を作って持っていき、外で食べるのも楽しいですよね。
本館
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本館の入口を入ると、吹き抜けのキレイなホールがあり、そこから、第一展示室や第二展示室、アドベンチャーシアター(別料金)へ行けるようになっています。その中で、第一展示室の内容はとても充実! まずはなんと、屋内に水が流れているのです。そしてその水を使った展示も行われているのです。例えば「鉄砲堰」イベント。かつて物流が発達していなかったころ、建築用木材を町に運び出すのには川を使っていたのです。鉄砲堰とは、上流に水をダムのように貯めて、堰を切り、人工的に鉄砲水を作り出すことで、丸太を下流まで流していくというアイデア。その大型模型があり、1日に4回、本当の水を使って実演してくれるのです。これはなかなかの迫力ですよ! この他にも、「荷船」や「船車」イベント、3面のスクリーンを使った荒川の歴史をつづる「あさぎ」上映など、充実した展示物がそろっています。各種イベントには博物館のスタッフが登場し、詳しく解説してくれるので、とてもわかりやすかったです。せっかく博物館を訪れたなら、すべてのイベントや上映を楽しんだ方がおトクですから、まずは各イベントの開始時間をチェックしてから、他の施設で遊んでくださいね!
※「鉄砲堰」イベント:10:20/12:20/14:20/16:20
その他のイベント等につきましては、公式ホームページをご参照ください。
荒川わくわくランド
敷地内の一角に作られたウォーターアスレチック「荒川わくわくランド」。さまざまな形の小型ボートに乗れる「ザブンドーレの池」、巨大な水鉄砲の「ガッチャガン」、水の摩擦を体感できる「スイスイアメンボ」、水上のジャングルジムのような「ドンブラゴッコ」など工夫を凝らした14もの学べる遊具が設置されています。楽しめば楽しむほど、ビショビショになることうけ合いなのですが、こちら、プールではありませんので水着は禁止。ですから、お子さん用の着替えを持って行った方がいい施設かもしれませんね(笑)。でも、“涼”な気分は満点です!
レストラン&ショップ
レストラン 荒川わくわくランドの横にはレストハウスがあり、無料休憩所のほか、大水車を望むレストラン「ウォーターミル」や、オリジナルグッズなどを販売するミュージアムショップ「コパン」がありますので、こちらも覗いてみてくださいね!
スポット情報
● 所在地
〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町大字小園39
Tel:048-581-7333
● 開園時間
9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
※夏休み期間
平日 9:00〜17:30、
土・日・祭日および8/11〜8/15 9:00〜18:00
● 休館日
月曜日(祭日、振替休日、県民の日、7/1〜8/31は開館)、年末年始(12/29〜1/3)
※ゴールデンウィーク期間中は開館、施設の保守点検時は臨時休館あり
● 駐車場
あり

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● 施設利用料
・博物館:一般:400円/学生・高校生:200円 ※中学生以下、65歳以上は無料
・荒川わくわくランド:高校生以上:210円/中学生まで100円
● 公式ホームページhttp://www.river-museum.jp/