カップヌードルミュージアム
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どんなところ?
カップヌードル。おそらくみなさんが、これまでに1度は食べたことのある食品だと思います。そのカップヌードルが発売されて今年で40年。それを記念して「カップヌードルミュージアム」が、2011年9月17日、横浜にオープンしました。正式名称を「安藤百福発明記念館」と言い、“カップヌードル”も含む、“インスタントラーメン”全体のすべてがわかる博物館という内容になっています。建物は外から見ると巨大な直方体、遠くからでも目立ちます。入口を入ると今度は5階まで吹き抜けになっているロビーが広がり、とても美しく、アーティスティックな雰囲気を感じます。でもここは、お堅い施設ではありません。見て、触って、遊んで、食べて、学べる、とっても楽しい博物館です。キーワードは「クリエイティブシンキング=創造的思想」。そんな「カップヌードルミュージアム」をご紹介していきます。 photo
誕生! インスタントラーメン
main 安藤百福さんは、日清食品の創業者であり、インスタントラーメンの父でもあります。ミュージアムの2階には、その安藤百福さんがインスタントラーメンを発明して、それを広く普及させていった足跡とともに、彼の「クリエイティブシンキング」の元となった6つのキーワードに合わせた体験型の「クリエイティブシンキング ボックス」があります。
他にも圧巻なのが「インスタントラーメンヒストリーキューブ」。1958年のチキンラーメン誕生から現行商品までのインスタントラーメン・ラインアップが3,000点以上展示されています。「あ、これも日清食品の商品だっけ?」という具合に、これらを眺めているだけで、思い出話に花が咲きます。「安藤百福ヒストリー」では、戦後の混乱の時期から、インスタントラーメンを世界食にまで成長させた安藤氏の生涯を、全長58メートルもの大パノラマで解説してあります。子供の目の高さのところに、イラストでも歴史が描かれているところがステキでした!
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「赤」で埋め尽くされた「百福シアター」。15分のCGアニメーションを通して、インスタントラーメンの歴史を紹介します。 「百福シアター」を出たところには、安藤氏がチキンラーメンを産み出した当時の「研究小屋」が再現されています。発明は設備ではなく、アイデアなんですね! 「安藤百福ヒストリー」を抜けたところには、安藤氏の銅像ならぬ“銀像”が。その横には、彼が亡くなる年まで書き続けた年頭所感の色紙も並んでいます。
誕生! インスタントラーメン
● カップヌードルパーク
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4階に上がると、そこには2つのアトラクションがあります。まずは「カップヌードルパーク」。これはお子さんが大喜びの室内アスレチック・スペースです。自分自身がカップヌードルの“麺”になり、製造工程を体感するアトラクションなのです。製麺されたり、油で揚げられたり、カップに入れられたり、具を選んだり……そして最後に出荷! 工夫がいっぱいの各工程の中で、子供たちは元気いっぱいに走り回っていました。1回300円(税込)で、30分の完全入替制。3歳以上小学生まで(身長90cm以上)がフィールド内で遊べます。でも……大人も、遊びたいなー(笑)
● NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード
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4階のもうひとつのアトラクションは、「NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード」。安藤氏は、70代のころに、麺のルーツを探るため世界各国を旅して回ったそうです。その中から代表的な8カ国の麺を味わえるスペースです。
入口を入るとそこは別世界! アジアのナイトマーケットを彷彿とさせる空間に、それぞれの国をイメージした屋台が並んでいます。1食はハーフサイズになっていて、価格は300円(税込)。男性なら3種類くらい食べちゃうそうですが、やっぱり8種全部食べてみたい!
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蘭州牛肉麺(中国)
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ミーゴレン(インドネシア)
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フォー(ベトナム)
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トムヤムクンヌードル(タイ)
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冷麺(韓国)
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パスタ(イタリア)
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ラクサ(マレーシア)
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ラグマン(カザフスタン)
作る・持ち帰る
● マイカップヌードルファクトリー
main 3階には、こちらにもアトラクションが2つ。「マイカップヌードルファクトリー」では、世界にひとつだけしかない、オリジナルのカップヌードルを作ることができます。まずは自動販売機で300円(税込)の専用カップを購入。カラフルなペンを使って自分でデザインしたそのカップに、スープ(4種類の中から1つ)と具材(12種類の中から4つ)を選んで投入すれば、特製のカップヌードルが完成します。その組み合わせたるや、なんと5,460通り。デザインは無限ですから、まさに“世界でひとつ”のカップヌードルですよね。私も作らせてもらって、帰宅後に食べてみたのですが、「そうそう、このスープにこの具材を入れたかったのよね〜!」と大興奮でした。ぜひお試しあれ。
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カップに絵や文字を描いてデザイン 麺に上からカップを被せてセット スープと具材を選んで麺の上に投入
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カップにフタをのせ熱で圧着 包装用フィルムをかけてシュリンク 持ち帰り用のエアパッケージに入れて完成!
● チキンラーメンファクトリー
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最後に紹介するアトラクションは「チキンラーメンファクトリー」。
インスタントラーメンの原点であるチキンラーメンを自作しちゃいましょう! という体験工房です。
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小麦粉をこねるところから始まり、「瞬間湯熱乾燥法」で乾燥させる工程を、自分の手で行うことができてしまうんです。興味津々でしょ? 所要時間は90分、料金は小学生300円(税込)/中学生以上500円(税込)、1日8回行われていますが、体験するには事前の予約が必要なのです。詳しくは公式ホームページで確認してくださいね! 申し込みは2人以上ですので、ご注意を。出来立てのチキンラーメンを持ち帰って、お家でその美味しさを堪能してください。
帰りはおみやげも忘れずに
● ミュージアムショップ
1階のミュージアム出入口の脇には、ミュージアムショップがあります。
Tシャツやステーショナリー、ドンブリ、ぬいぐるみなど、ここでしか手に入らないオリジナル・グッズがたくさん!
ぜひお気に入りのモノを見つけて、買って帰ってくださいね。
ミュージアムショップ
スポット情報
● 所在地
〒231-0001 横浜市中区新港2-3-4
Tel:045-345-0918
● 開館時間
10:00〜18:00(入館は17:00まで)
● 入館料
大人(大学生以上):500円 高校生以下は無料
● 休館日
火曜日(祝日の場合、翌日が休館日)
● 駐車場
40台(他、近隣に有料駐車場あり)
● 公式ホームページ
http://www.cupnoodles-museum.jp/

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このスポットにも行ってみよう■横浜・新港周辺
● 横浜赤レンガ倉庫
photo 横浜の象徴的な建造物のひとつと言えば、やはり「赤レンガ倉庫」ですよね。でもこちら、趣のある外観を“見る”だけの施設だと思っていませんか? 実は2002年に、1号館は主に文化施設として、2号館は商業施設としてリニューアルオープンしているのです。特に2号館の方は、館内に入ってびっくり! 長〜い倉庫の中に、所狭しとたくさんのショップが作られています。衣服、雑貨、文房具、装飾品、家具まで、ありとあらゆるショップが建ち並んでいますが、いずれもどこか“横浜の香り”が感じられる品揃えになっていて、見ているだけでも、何だか楽しくなってしまいます。また、レストランやカフェも充実していますが、注目は2011年4月にオープンしたレストラン「FISHERMAN'S MARKET」。食べきれないほど種類のあるお魚料理をバイキング形式(90分)で提供してくれます。ドリンクバーをつけても平日大人ランチ1,991円(税込)なのでおトクですよ!
スポット情報
所在地:横浜市中区新港1-1(MAP) /
電話番号:2号館インフォメーション 045-227-2002〈11:00-20:00〉1号館 045-211-1515〈10:00-22:00〉
営業時間・定休日:※フロアやショップにより異なりますので、公式ホームページを参照ください。 /
公式ホームページはこちら
● よこはまコスモワールド
「カップヌードルミュージアム」の斜向かいには大観覧車「コスモクロック21」が目印の都市型立体遊園地「よこはまコスモワールド」があります。 園内は「ワンダーアミューズ・ゾーン」、「ブラーノストリート・ゾーン」、「キッズカーニバル・ゾーン」と特徴の異なる3つのゾーンで構成。水中突入型ジェットコースター「バニッシュ!」(写真・左下)やカード迷路「ぐるり森大冒険」〜本物はど〜れだ!?の巻〜(写真・右下)をはじめ、大人から子供まで存分に楽しめるアトラクションがいっぱいです。また、よこはまコスモワールドは入園無料なので、大観覧車とジェットコースターだけ乗りたい!ということが気軽にできるのです。大観覧車からの景色も、昼は360度の雄大なパノラマ、夜は宝石をちりばめたような美しい夜景と、2度楽しむ事ができます! photo
スポット情報
所在地:横浜市中区新港2-8-1(MAP) / 電話番号:045-641-6591 /
営業時間:平日 11:00〜20:00(土日祝〜22:00)※季節により変動あり /
定休日:木曜日不定休 ※詳しくは公式ホームページを参照ください。/
公式ホームページはこちら
● 横浜ワールドポーターズ
photo 「カップヌードルミュージアム」から道路を渡ったところには「横浜ワールドポーターズ」があります。1999年にオープン、2009年にリニューアルされた延床面積10万平米を誇るショッピングモールです。160店のショップ、50店のレストラン、そして5階にはワーナー・マイカル・シネマズも入っている複合型施設です。「赤レンガ倉庫」のショップが、“横浜らしさ”を意識しながらのテナント作りをしているのに対して、こちらはオールマイティなイメージがあります。例えば、「カップヌードルミュージアム」や「赤レンガ倉庫」などで遊び、帰りにここで日用品も一緒に買って帰ろう! というような利用方法ができますよね。また、ここには1,000台収容できる駐車場があり、平日なら1日上限1,000円なので(除外日あり、土・日・祝日は30分/250円の時間加算制)、まずここにクルマを停めて“みなとみらい観光”という手もありますね!
スポット情報
所在地:横浜市中区新港2-2-1(MAP) / 電話番号:045-222-2000 /
営業時間:ショッピング 10:30〜21:00 レストラン 11:00〜23:00 ※一部異なる店舗がありますので、公式ホームページを参照ください / 定休日:年2回(次回は2012年2月を予定) /
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● くじらの背中
赤レンガ倉庫から海側を臨むと、大きな埠頭が見えます。ここは19世紀から、国内外の船舶の埠頭として利用されていた場所ですが、現在のものは2002年に「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」としてリニューアルオープンしたものです。旅客ターミナルとしての機能は当然ながら、レストランやホール(新型ヴィッツの発表会は、ここで行われました)などもある、多目的スペースにもなっています。さらにその屋上は「くじらの背中」と名付けられた広大な広場になっているのです。そして、そこからの眺めは圧巻! 横浜港を一望できるのです。タイミングがよければ、巨大客船「飛鳥II」や「ぱしふぃっくびいなす」などが停泊しており、それもまた目の保養になりますよ。新港からは、少し歩かなければいけませんが、行って損はありません! お散歩がてらぶらぶらと訪れて、ぜひ、時間によって変わる横浜ベイエリアの景色を楽しんでみてください。 photo
スポット情報
所在地:横浜市中区海岸通1-1-4(MAP) / 電話番号:045-211-2305 /
営業時間:24時間オープン(屋上) / 定休日:なし /
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