東京ゲートブリッジ
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どんなところ?
このところニュースでも話題になっている「橋」。東京は江東区若洲から大田区城南島までの道路をつなぐ「橋」。2012年2月12日(日)に開通したばかりの「東京ゲートブリッジ」に、さっそく行ってきましたよ! この橋は東京湾岸部の渋滞緩和を目的として、2004年から8年間かけて作り上げた巨大な橋です。2匹の恐竜が向かいあっているような形をしているため、恐竜橋などとも呼ばれているのですが、この形にはわけがあるそうで……。この辺りは羽田空港に近いため、建造する高さに制限があり、かつ、今度は橋の下は航路になっているので、大型船が通過できなければいけない。というわけで、レインボーブリッジのような高い主塔が必要な吊り橋ではなく、三角形に繋いだ鋼材を組み合わせて荷重を分散するトラス橋が選択され、このような特徴的なフォルムとなったとのことです。 map
橋は歩いて渡れます
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クルマで訪れたら、若洲側の橋のたもとにある「江東区立若洲公園」に駐車。 これがエレベーターが設置されている塔です。モダンなデザインでカッコいい! エレベーターの脇には、らせん階段もあります。体力に自信のある方はぜひ。
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塔の9階部分には展望ホールが。どれが何の建物か、写真で確認できます。 さて、塔の8階部分から歩道に出ましたよ。目指すは中央防波堤側。いざ出発! トラス構造の鉄骨が上部に出ている部分までやってきました。巨大ですね〜。
パノラマ
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キレイに「東京スカイツリー」も見えますし、「東京タワー」も見えますよ。
取材日は天気に恵まれて、イイキブンで元気よく歩き出したものの、さすが海上、かなり風が強かったです。所々に「強風に注意」と書かれていたところを見ると、この日だけではないってことですね! お陰で強風が顔に当たり続けたため、顔が氷のように冷たくなっちゃいました(笑)。橋上からはお台場方面が一望でき、とにかく絶景! 夏場は遅い時間まで歩行できるようなので、夜景を見に行くのもいいですね。橋の中央は海面から60メートルほどの高さにあって、見下ろすとちょっと恐いくらいの印象です。もちろんしっかり柵があるから大丈夫ですけどね。ちなみに、端から端まで普通の速度で歩いて、だいたい片道25分くらいかかりました。
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中央防波堤外側埋立地が見えてきました。まだ、な〜んにももありませんね。 到着! ちなみに隣接する中央防波堤内側埋立地は、公園になるそうです。 若洲側を振り返るとこんな感じ。ずいぶん遠くへ来たもんだ!? さて帰ろっと。
スポット情報
● 所在地
〒136-0083 東京都江東区若洲三丁目2-1
※上記住所は若洲公園
● 利用時間
・クルマ:24時間
・徒歩:10:00〜17:00(7月1日〜9月30日の金曜日と土曜日は10:00〜20:00)
※徒歩での最終入場は施設閉鎖時間の30分前まで。
※天候等により通行できない場合があります。
● 休業日
徒歩での通行は、毎月第3火曜日・12月の第1火曜日(当日が祝日の場合は翌日が休業)
● 利用料
クルマでの通行も、徒歩での通行も無料
● 駐車場
区立若洲公園内に約350台
(24時間営業、年中無休、1回500円)
※土日祝日は混雑しますのでご注意を

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クルマで渡った向こうには?
「東京ゲートブリッジ」自体は、江東区の若洲から中央防波堤までの橋ですが、これが完成したことにより「臨海トンネル」と併用することで、大田区の城南島まであっという間に到着できるようになりました。……となれば、橋とトンネルの向こうにある施設にも、遊びに行ってみたいですよね! 今回は、大田区側にある施設を2つ、ご紹介します。
● 東京都中央卸売市場 大田市場
photo 日本の“卸売市場”と聞いて、まず頭に浮かんでくるのは、やはり「築地」ですよね。でも実は、面積的にはこの「大田市場」が日本一、築地の2倍近くの約40万平米もあるんです。さらに青果(野菜や果物)と花き(切り花など)の取扱量でも、国内最大なのです! もうひとつ特徴的なのが、見学者用のコースが設定されていて、5時から15時までは自由に見学ができるのです。とにかく広さに圧倒される大田市場、早朝のセリの様子を見るのもオツですよ!
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これが正面入口。朝は引っ切りなしにトラックや関係者が出入りします。 朝7時前から始まる、野菜や果物のセリの様子。威勢のいい声が響きます。 水産部の朝はさらに早く、7時頃にはもう人が少なくなっています。
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青果棟や水産棟の屋根には、野菜や魚を模った「妻飾り」が付いています。 競り落とした商品は、外に停めてあるトラックに次々と運び込まれます。 「大田市場」や市場の仕組みなどについて説明されている資料室もあります。
スポット情報
所在地:東京都大田区東海3-2-1(MAP) / 電話番号:03-3790-8301 /
見学時間:5:00〜15:00(資料室は9:00〜) /
休業日:公式ホームページを参照 / 入場料金:無料(警備員詰所に見学の旨をお伝えください) /
駐車場:近隣の駐車場をご利用ください。/ 公式ホームページ
● 東京都立 東京港野鳥公園
photo 「大田市場」のすぐ裏手には、埋立地を利用して作られた「東京港野鳥公園」があります。近くをバンバンとクルマが往来するところに、野鳥なんて……? ところが、いるんですこれが! 公園は「いそしぎ橋」という連絡通路を隔てて2つに分かれており、ざっくり言えば、片方が“陸の鳥”、片方が“水辺の鳥”を観察できるようになっています。頻繁にさまざまなイベントも開催されるので、公式ホームページをチェックしてから出かけるのがGOODです。
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公園内の「ネイチャーセンター」からは、ゆっくり鳥たちを観察できます。 屋外に4ヶ所ある観察小屋からも、望遠鏡で鳥たちの生態を見られます。 園内には小川が流れていて、暖かい季節ならピクニック気分を味わえます。
スポット情報
所在地:東京都大田区東海3-1(MAP) / 電話番号:03-3799-5031 /
開園時間:9:00〜17:00(2月〜10月)、9:00〜16:30(11月〜1月)※閉園時間の30分前で入園受付終了 /
休園日:月曜日 (月曜日が祝日または都民の日の場合、翌火曜日休園)、 年末年始 /
入園料金:大人(高校生以上)300円、中学生・65歳以上150円、小学生以下無料 /
駐車場:40台(無料)/ 公式ホームページ